売ることについて


売る

根拠のない汚らわしさを感じているのは、幼少期からの刷り込みの結果に過ぎない。その遠慮感や嫌悪感に合理的な説明はできますか。

売ることは企業活動の生命線です。
というかそのものです。
この仕事に我関せず、他の人がやるだろうと、
内心で鼻くそをほじっているような人は、
あんまり事業の役に立ってないと思いますよ。

現在の弊社はおかげさまで、顧客に提供できる技術があります。
つまり、販売する商品が成立している。
末席ではありますが、職人としての自負もあります。
もともと作り物で人様が喜べば、それで人生上々な僕ですけど、
それでも真剣に考えなきゃならないのは、売ることです。

売るという行為は、
対価と引き替えにお客様の需要を満たすということです。
(大抵の場合、お金と交換されますね)
これは、お客様の抱える問題を解決する行為です。

「売る」という言葉に、根拠の無い抵抗を感じていませんか。
キツい言い方をしますけど、
この言葉にアレルギーを持っている人は、
ずっと組織の下っ端でしょうね。
事業活動を理解していない。
そんな人は、上司からの命令はこなせても、
自分の頭で考えて事業の屋台骨に関与できるのか、という話です。

これがまた困ったことに、独立志向とは別の話なんです。
売ることにアレルギーをもっていても、
自己実現に向けた独立の夢は描ける。ヤバイですね。

社内で領収書をまとめるのが仕事でも、
顧客のサポートに作業着で出かける仕事でも、
商品を売らない事には、何も始まりません。
エクセルを閉じて行商に行けと言うわけじゃないですよ。
各々の仕事は重要で尊重されるものですが、
それでも、「売る」仕事は一丁目一番地なんです。
この仕事をさしおいて、
社内政治だの、組合活動だの、自己実現だの……。

お客様に喜んで頂くとか、信用を得るとか、
社会人として立派な生き方をするとか、それら全ては尊いですけど、
商品の販売が伴わないなら、趣味でやっては如何ですか。
余計な縛りやプレッシャーが無くて、もっと幸せだと思いますよ。

これまで、いくつかの会社を遍歴しましたけど、
この記事のように、
「売る」ことにダイレクトに言及する教育は、
僕の覚えている限り、1社で1回だけでした。
(この主張はそれほど反社会的なものだろうか?)

「企業の目的は顧客の創造」と、ドラッカー博士は言ったわけです。
この定義すら教育しない会社の多いこと。
あなたや僕にとって顧客が存在するということは、
その顧客の抱える問題を解決させて頂ける、ということです。
つまり、商品を売るということです。

あなたの扱う商品は反社会的なものでしょうか?
そうでないのなら、あなたは誠実な商品を
適切な値段で売るほどに、社会に貢献しています。
この事実を自覚するべきです。

30分間の肩もみだろうと、
にきびや角栓を絞り出す器具だろうと、
エアコンの修理だろうと、
販売を通じて顧客の人生に貢献している事実を知るべきです。

そして、顧客への貢献を確かなものにするには、
ちゃんとした商品を売らなきゃならないのです。
嘘をついて売るのは間違っているし、
誤解させて売るのも間違ってます。
時には適切なサポートも必要でしょう。
商品があなたの問題を解決しますよ、改善しますよ、と。
暗黙の約束の上で契約しているでしょう?
だから、売ることに誠実さや品質が伴う必要があるわけです。

(‘-’)

あなたが事業の主体者なら、
兎にも角にも、あなたの手にある商品を、
今からお客に売らなきゃならない。
さて、どうするべきか?
売ることは、やましい行為じゃありませんよ。
思う存分、頭を悩ませたらいいんじゃないですか。

(‘o’)

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