出来の良い看板


天ぷら定食

国道沿いで通行車に向けたメッセージ。

本日はこの写真がネタです。
国道沿い、車線に向けた飲食店の看板。
先に申し上げると、僕はこの店の詳細を知らないし、
立ち寄って食べたこともありません。
ただ、看板の出来が良くて感心したので撮影しました。

この手の看板は、きっとあなたの地域にもあると思います。
僕は作り手の一人として、この看板を賞賛します。
まず、ニーズの訴求に特化している点が美しい。
○○うどん店とか、○○屋とか、
そんな自己主張は二の次で、
通行者(車)にただ一つの提案をしています。
「天ぷら定食は如何ですか?」と。

これは、国道沿いのように交通量が多い場所では、
特に上手く機能します。
無数の通行者の一部は程良くお腹を空かせていて、
そのまた一部は、特にどこで食べるかを決めていなくて、
そのまた一部は、「天ぷら定食」にピンと来て、
そのまた一部は、お店に立ち寄る時間と小銭がある……。
インターネットの広告と良く似ていると思いませんか。

無数のトラフィックをふるいに掛けるように、
取引が成立する条件を絞り込んでいくわけです。
「天ぷら定食」という、このシンプルな看板は、
たった一言で、これらのふるい分けを自動的にやってのける。
お店の名前をでかでかと主張するだけの看板とは、
こなす仕事の質が違うわけです。

デザインも良くできています。
デザインってのは、格好良さや芸術性だけを指すものじゃないですよ。
意匠ってのは、意図して匠むってことですから。
白地に黒文字はコントラスト比が最も高く、視認性に優れる。
天ぷら定食というワンメッセージを伝える仕事を、
「もうお前は、これだけやれ!」と潔く割り当てている。

この度胸のある仕様を提案したのは、看板屋か広告代理店か……
それとも店舗オーナー自身かもしれませんが、
結局予算を承認するのはオーナーですからね。良い仕事だと思いますよ。

これを真似すれば結果が約束されるわけではありません。
しかし、看板に「託す仕事」がぶれていない姿勢は、大いに学ぶべきです。

広告のメッセージは、全てが顧客に宛てたものです。
なのに現実は、顧客に向けたメッセージとは言い難い広告や看板が多い。
知名度の無い会社名を連呼して、何の売上になりますか?
なりませんよ、顧客に関心があるのは商品を通じた結果です。
(もっと言えば、結果を通じた「いい気持ち」ですけど)
社名を宣揚して顧客の物覚えも良く、売上につながるのは大企業の論理です。
中小零細企業に向けて、この理屈を平気でこねる代理店が居ますから、
同系統の業者として頭が痛い話です。

来訪者の為の地理的な目印か?営業目的の掲示か?
ホームページ、看板、広告の受け持つ仕事を
改めて確かめることをお勧めします。

(‘-’)

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