発信者の都合


ストップウォッチ

繰り返し再生で広告主は飽きる。嫌になるくらいに飽きる。でもお客は関係が無い。photo by yoshimov

動画を作っていて、たまに物足りなくなるときがあります。
尺(長さ)の話です。
広告としては60~90秒もあれば十分なわけですが、
言いたいことが沢山あると、つい長く作る誘惑を感じるのです。
紙面の広告も同じ。
書きたいこと、伝えたいことがいっぱいある。
すると、書いてしまうのです。発信者の都合で。
そして、ごちゃごちゃと要領を得ないメッセージが出来上がる。

発信者の都合と、受け手の都合は全く違います。
・物足りない
・飽きる
この2点は、常に発信者を誘う落とし穴です。
あなたが販促のメッセージを作るときは、
この点に注意するのがおすすめです。
注意というか、単純に我慢しろ、と言うことですが。

ウチの扱う液晶看板を例に挙げると……
短い動画を繰り返し再生していると、お店の人は飽きるのです。
そりゃあ、飽きますよ。僕だって飽きる。
でも、そんな発信者の都合は、
一見さんのお客や通行者には全然関係が無い。
はじめて注目する人、たまに見かける人がほとんどで、
「あの店、いっつも同じ動画で飽きるよねー」
なんて会話は、まずありません。

ソフマップやヤマダ電機は、店内に「会社の歌」を流すでしょう。
店員は飽きますよね。苦痛を感じる店員も居ると思います。
でもお客の都合とは関係が無い。
お客は毎日店舗に通うわけじゃないので、
たまに訪問してあのBGMを浴びせられていると、
ちょうどいい塩梅で頭に染み付くわけです。

キャッチフレーズの戦術も同じ。言ってる本人や身内は飽きるんですよ。
飽きられてるかもなぁ……と不安になったり、
いい加減飽きて、うんざりしながら喋ってるかもしれない。
でも、執拗に繰り返すわけです。発信者の都合は関係無いから。

いち作り手として申し上げますと、
この事実をご存知の顧客とは、仕事がやりやすいですね。
お客様に向けた効果的なメッセージを模索しやすいです。
広告物というのは、顧客の了承があってはじめて成立するものです。
作り手も商売ですから、結局は顧客がお気に召すモノを作るんですよ。
僕もそうしますよ。仕事は通さないとお金にならないから。
「これ効果ないだろ……」みたいな内心のため息を隠して、
顧客の要望に付き合うデザイナーもいるのです。

(‘-’)

発注者本人の不勉強や認識不足は、
どうやっても結果に悪影響をもたらす、ってことです。
発信者の都合から脱却するのは、発信者本人です。

(‘o’)

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