風習を作る


恵方巻き

豆まきの風習が敬遠される現代で、そのポジションに収まりました。photo by [puamelia]

親戚経由で「セブンイレブンの恵方巻き」が到着しました。
美味しかったです。はい。
コンビニおにぎりのラッピングと巻き寿司の相性は最高ですね。
……恵方巻?節分にかじる習慣がいつの間にか定着しつつある、あの?
節分って2月でしょ、2月3日。
なんでそんなキャンペーンやってるのだろう。

アルバイトの間では、恵方巻き販売に動員が掛かっていたようです。
「8月に恵方巻きを売れ」ってことです。
セブンイレブンの本気度を示すように、
「恵方」を調べるための方位磁針が、おまけについていました。
身内がこの親切なはからいに感謝したかどうか分かりませんが、
家族と一緒に恵方を向いて丸かじりしたそうな。

つまり、セブンイレブンの言い分がこうです。
節分は季節の始まりの日の前日である。
(立春・立夏・立秋・立冬 の前日)
つまり、節分は年4回あるので、
恵方巻きを年4回かじってもええやないか………。

素晴らしい。
今まで年1回だった厄祓いを年4回にパワーアップ。
無病息災を願う庶民が行動に昇華する機会で、売上も4倍です。
いや、真面目な話。
恵方巻きを一緒に食べるイベントが「家族の交流」の機会であれば、
巻き寿司×家族分の出費なんてのは、
ささやかで善良なイベントだと思いますけどね。

このプロモーションがいつから始まっていたのか、僕は知りません。
もしかしたら去年もあったかもしれませんが、
僕が認知したのが今回なので、ネタにしています。

平賀源内が土用丑の日を提唱したように。
お菓子メーカーがバレンタインデーの風習を作り上げたように。
恵方巻きはこの10年足らずのコンビニの努力で定着しつつあります。
その他の有象無象のプロモーションは、打ち出されては消えていきます。
社会の利益に合致した、市場に受け入れられた風習が定着する。
企業は、自社発の「風習」を獲得したくてたまらない。
このトライアンドエラーの歴史は個人的に興味深いですね。

(‘-’)

バレンタインデーも恵方巻きも、
そのイベントが社会に益をもたらしています。
それは経済というより、「心の益」ですね。
提案は市場に受け入れられたものだけが生き残る。
受け入れられる提案のポイントが、なんとなく見えてきませんか。

(‘o’)

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