感情と文章


激おこ

媒体を通じて感情は伝わる。

漫画家は絵を描いているとき、
その人物の表情に自分の表情が引っ張られます。
怒っている場面を描くときは怒った顔。
嬉しいとき、悲しいとき、楽しいとき、恥ずかしい時etc.
それぞれのキャラクターの表情に、
描き手の表情も引っ張られています。
僕が描いていた頃は「こんな百面相は僕だけかなぁ……」
と思っていたのですが、
ベテランの漫画家さんもネタにしているので、
きっと、多くの描き手の共通経験なのでしょう。

20代の頃交流していた、ある小説家志望者の話。
彼女は処女作を書き終えた時、そのラストに涙が止まらなかったそうです。
その人が今も書いているのか、挫折したのかは分かりませんが、
作品に自分が泣くほどの感情を込めていた。

普段の僕は、平穏な状態で記事を書いています。
今日の記事も至って平穏、僕は穏やかな表情。
でも、時に感情的な記事を書きます。
そんな時、僕はどんな表情で書いているだろうか?
僕の表情をあなたにお見せする機会はありませんし、その予定もありませんが、
怒った記事の時は、やっぱり怒った顔で書いてます。
眉間のしわが取れなくて閉口します。
このメルマガの投票では事実として、感情を込めた記事は反応が良い。
毎度書いてたら僕が持ちませんし、飽きられるので、
頻繁にやるネタではありませんが。

つい先日、セールスレターのご依頼を頂きました。
見込み客に向けて、営業用のお手紙を書く仕事です。
初案と、先方の意向で初案を書き直した版を作りましたが、
結局初案が採用されました。
読んでより「しみる」のは、感情要素の多い初案だったのです。

映画。
評判の良い映画は「感動」する映画です。
感動って、泣くだけじゃないですよ、笑ったり興奮したり。
カメラワークやCGに凝った映画ではありません。

事例としてなんだか適当に挙げた感もありますが、
結論として、影響力のある情報には感情があります。
人間は感情の生き物だからです。そして、
感情のある情報には、その作り手が感情を込める必要があります。

さて、僕たちに身近な「書く」ことについて。
あなたは、泣くほどの気持ちを込めて文章を書くことがありますか?
普段は、なかなか機会がないと思います。
でも、影響力のある文章を書くには、感情を込めるのが手っ取り早い。
感情を込めた文章は、ズルが効きにくい。
感情を込めた文章には、オリジナリティがある。
感情を込めた文章は、書くと疲れる。
そして、力があります。読めば分かります。

プロのコピーライターがやっているプロセスの一つに、
体調…コンディションの調整があります。
自分が萎えた状態だと、力のある文章は書けません。
そのコンテンツに適した感情を引き出すためには、
それなりの努力や管理があるのです。

(‘-’)

あなたが「しみる」「通る」「伝わる」文章を書きたいなら、
技巧だけではなく、感情を込めるのがコツです。
技巧の部分なんて、読み手は大して気にしません。
読み手の右脳を刺激するのは、いつだって書き手の右脳です。
あなたが冷めてるなら、読み手も冷めてます。

(‘o’)

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