啓蒙の媒体


電話帳

電話帳をなんとなく観る人はいない。解決したい問題があり目的があって開く。啓蒙や注意喚起とは相性が悪い。

仮に、
「布団ダニによる子供の感染症事例(※)」
というヘッドラインで目を引いて、
医療知識の豊富なコピーから、
布団乾燥機の販売に繋げる広告があるとします。
(※でっち上げですから信じないように)
この広告には「注意喚起」や「啓蒙」の属性があります。

さて、問題です。
下記の媒体から、この広告との「相性が悪い」媒体を、
3つ挙げてください。



1、新聞広告
2、折込チラシ
3、タウンページ
4、雑誌広告
5、ホームページ
6、著書(書籍)


……。

………。


如何でしょうか。
たまにはこんなクイズも良いでしょう。
目星をつけたら読み進めてください。


……。

………。


答えは、3、5、6番です。
この3つは、今回のサンプル広告と相性が悪いので、
載せてもあまり効果がありません。
逆に、1、2、4番なら、それなりの反応が見込めるでしょう。
もっとも、ファッション雑誌のように属性に合わない媒体では、
効果は見込めませんが。

情報媒体には、引き寄せるタイプと、押し出すタイプがあります。
プッシュ型、プル型と表現してもいいですね。
今回挙げた中では、
タウンページ、ホームページ、著書は引き寄せるタイプ。
最初から問題を抱えている人が、「自分で探しに来る」媒体です。
なので、ニーズに合わせた情報を載せれば商売につながりますが、
未知の情報にはあまり需要がありません。

逆に、新聞や雑誌広告は「なんとなく目に入ってくる」媒体です。
TVCMや往来の看板もそうですね。
これには、注意喚起や啓蒙の役割があります。
今まで知らなかった知識を、ポンと読者に投げ入れることができる。
なので「布団のダニでウチの子供がヤバイ」と認識させれば、
そこから先は手を取るように見込み客を誘導できます。

言い換えれば、啓蒙的な内容をホームページに掲載しても、
商品は売りにくい。来訪者がそもそも少ないからです。
ネット上で啓蒙型の広告を展開する場合は、
「ディスプレイ広告」を使うのが定番です。
バナー広告のでっかいやつです。
ディスプレイ広告は、ネットをなんとなく見ていると、
なんとなく目に入ってきます。
昨今はSNSの履歴から、個人の属性に合う情報を表示しますから、
一昔前のバナー広告より、さらに属性を合わせて表示できますね。

(‘-’)

啓蒙型の広告やコンテンツでは、発信者本人はヤル気満々なんです。
使命感を感じやすいですからね。
でも、発信する媒体を間違えると、悲惨なくらいに空回りします。
「啓蒙=押し出す広告」で覚えておいてください。

(‘o’)

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