ゴーヤーは何故普及したの?


ゴーヤ

にがっ!ねえ、これって不味くない?

ゴーヤーの市場が順調に拡大しているようです。
http://ogb.go.jp/nousui/area-gaiyo/201207/chapter2_3.pdf
(4MB超のPDFデータなので迂闊にURLを踏まないように)
メディアもゴーヤーのプッシュに積極的なようで、
とにかくベタ褒めしています。「苦くて不味い」と言う人はいない。

僕も普通に食べますけど、
いい歳して幼稚な味覚の僕はこう思ってしまう。
「こんなに苦いのに、なんで普及したんだ?」
きゅうりは丸かじりできる。
キャベツの生はほのかに甘い。大根だっておいしい。
しかしゴーヤー(にがうり)は?
生食できる食材ですが、
こんなもの丸かじりとか、イメージが湧きません。

ちょう苦いじゃないですか。
こう言うと「その苦味が良いのだ」と決まって擁護。
調理方法を眺めてみると、
塩で揉んだり、水に漬けたり、油を使ったりと、
強烈な苦味を抑制する傾向にあるようです。
なるほど?個人の嗜好はともかく市場では、
本来の持ち味である苦味を軽減させてでも、
苦い野菜が食いたいのかしら。

少なくとも味覚に正直な子供には、
あまりウケの良い食材ではないでしょう。
なのに、いつの間にか日本の食卓でお馴染みになりつつある。
面白いなぁ。
で、ゴーヤーを料理することもある身内に訊いてみたんです。

「なんでゴーヤー食べるの?苦いじゃん」

曰く、身内が初めて食べた時には、
「こりゃあとてもダメだ!」と感じたそうです。
苦くてとても食えたものじゃない。
それも、何度も食べるウチにだんだん馴染んできたそうです。
ということは……。

「馴染むまで何度も食べる機会があったの?
初めて食べてそれだけ不味かったら、普通何度も食べないでしょ?」
すると。
「そりゃあ……身体に良いからだよ!」
つまり、味に慣れるまで、我慢強くトライしたということです。
身体に良いから。

「ゴーヤー=健康」という常識。
根拠は沖縄県民の平均寿命。
「ゴーヤー 健康」でGoogle検索すると、
関連のトピックがバンバン出てきます。
適当なページを読むだけで、あなたもゴーヤーファン。

ゴーヤーは、美味しくて自然に流行る食材ではない。
初夏になると緑のカーテンの話題が出てきます。
代表格としてよく出てくるのが、なぜかゴーヤーです。
同じ緑のカーテンでも、きゅうりの方が食べやすいのにね。

どこかの誰かが、ゴーヤーを売り出し始めた頃に、
上手く戦略を練ったのでしょう。
ゴーヤーや玄人好みのにがい野菜ではない。
琉球王国時代から食されてきた、長寿を支える健康食材である。

(‘-’)

商品は一面の価値だけとは限らない。
一つの商品を様々な角度から見てみると、
新しい需要や価値を掘り起こせるかもしれません。

(‘o’)

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