専門家になると2


スキル分布

組織の専門家は専門分野に注力しやすい。設備環境等も自営業とは雲泥の差だ。どちらにもメリットとデメリットがある。

昨日の記事を受けて、
いつもお便りをくださるSさんから(いつもありがとう!)
「スペシャリストの中のゼネラリストになりたい」
というメッセージを頂きました。
スキルの在り方について興味深い提起なので、
専門家のスキルについて書いてみます。

専門家のスキルは、
・独立自営系は山型
・企業内や芸能分野はビル型
という違いがあります。

脇を固めるスキルは、独立自営であれば嫌でも身に付きます。
結構狭い分野の僕の仕事ですら、雑務はアレコレあります。
一方、分業化が進んでいる環境の専門家は、
特定のスキルに先鋭化しやすい代わりに、
脇を固めるスキルを練習する機会が少ない。(例えば財務とか)

人は、練習していないことは上手くこなせない。
企業内でブイブイ言わせていた人が、
いざ独立自営してみると、事業運営に戸惑うケースがあります。
仕事の核になるスキル以外に、必須のスキルがあるからです。
・商品を売る
・付き合いや交渉
・仕事やお金の管理
どれを欠かしても具合が悪いです。
これらが欠けた専門家が、どんなポジションかと言えば……
・御用聞き
・足元を見られる
・使い捨て
プロとして矜持を保つのにも苦労します。

なので、現在会社員で将来起業したい人は、
マーケティングやマネジメントの練習を、
副業や趣味を通じてやっておくのも一つの手です。
資金と時間に余裕があるならともかく、
起業後にのんびり勉強していると、
色々と間に合わないかもしれません。
会社内でそれらの仕事に触れる機会があるなら幸運です。
しっかり学んでおくと役立ちます。



Sさんのメッセージに「ゼネラリスト」
という言葉もあったので、ついでに書いておきますと、
ゼネラリスト(総合職)としての起業は難易度高いです。
僕に言わせれば「クソ難しい」。
最初から人を使う前提とか、よくやる気になりますよ。
起業レベル1からのスタートであることを、お忘れなく。

起業の基本はビジネスモデルの実行です。
最初は小さくシンプルなモデルでよいので、
仕入れから販売、帳簿付けまで、
全てのプロセスを自分一人で回せるのが望ましい。
「知っている」と「出来る」は全く違います。
人に任せるのはその後でも良い。加減が分かるから。
また、紆余曲折の末、最悪一人きりでやる羽目になっても、
ビジネスモデルを縮小して事業を継続できます。

最初からゼネラリストとして起業なんて、
それこそ僕は、才能に依存した世界だと思いますよ。
経営者という人種でなければ、こなすのは難しい。
一方専門家は、得意分野を仕事にできますし、自己をデザインしやすい。
ただ、脇を固めるスキルは必要です。
世間に対して分かりやすく、信用を構築しやすい。
職人気質でも、世間との折り合いを付ければやっていけます。
少なくとも僕は、会社勤めより今の方が気が楽ですね。

(‘-’)

僕が専門家としてのポジション作りをお勧めするのは、
単純に、その方が起業の難易度が低いからです。
昨日の続きは後日書きます。

(‘o’)

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