母の日の実店舗と通販


カーネーション

心情の美しさが出る日だからこそ、それを支える側は万全を尽くしたい。自分の良心や愛を側面から邪魔されたときの心の動きを想像してみるといい。

母の日用に、ケーキを買いに出かけました。
ネットでもカーネーションとロールケーキを注文していましたが、
当日届くか怪しい状況なので、保険も兼ねまして。
そこで、実店舗はいいなぁと、しみじみ感じたんですね。

並んでいる商品のうち、いちごのショートケーキには
「お母さんありがとう」のチョコプレートが付いていました。
母の日に持ち帰るのに、相応しい体裁です。
でも僕は、つい先日もショートケーキを持ち帰ったものだから、
同じ様なケーキを買うのに抵抗があったのです。

そんな事情だったので
隣にある、ベリーを使った濃い色のケーキに興味が湧きました。
でも、普通の体裁です。
「母の日用に、このケーキを演出できますか?」
と聞くと、店員さんはニッコリ笑って、
「お母さんありがとう」のチョコプレートを冷蔵庫から出して、
うまい具合に体裁を整えてくれました。

対応してくれた店員さんは、
ウチの親よりも更に年上の70代くらいに見えました。
その仕事の所作がとても丁寧で、見ていて有り難みを感じるくらいでした。
ワンホールを買ってサイドのデザートも頼めば軽く数千円になりますが、
僕は自然と「ありがとう」と言いたくなった。とても自然に。

購入を決断し、商品を受取るまでのプロセスで、
僕の中で商品価値がグングン上がっていったわけです。
で、梱包して商品を引き渡す前に、
おまけのバームクーヘンを袋に入れてくれました。

これを、商売上手と表現しても良いかもしれない。
でも僕は、もっとハートフルな価値を受け取って、
ほっこりした気分でケーキを持ち帰ったわけです。
幸い、母親も喜んでくれました。

さて、このメルマガを書いている途中に、
通販で注文していたカーネーションが到着しました。
母の日当日、夕方の16:00です。
正直、当日着は間に合わないと思って、返品の申請を出していたのですが、
到着したので取り下げたところです。
………が。
「花がいっぱい折れとるよー」と母の声。

見れば、カーネーションの蕾と花が20輪以上折れている。
何事かと思ったら、同時注文していたロールケーキの箱が、
直接カーネーションの上に乗っかった状態で配送されていました。
防護用にダンボールが仕込まれていたようですが、
これが外れて配送中、大暴れしたのでしょう。
返品の手続きが面倒臭いので、
商品を受け取って「ありのまま」をAmazonレビューに書くことにしました。

通販と実店舗。
どちらも、母の日に母親に感謝を示すためのイベントで、
その気持を表現するための商品購入でした。
これだけ対照的な結果になるのも、興味深いです。

(‘-’)

通販の失敗について示唆する点はありますが、
一つは、つい身の丈に合わない規模で仕事をしてしまうのでしょうね。
数年前ニュースになった、バードカフェのおせち事件を思い出します。

キャパを越えた仕事を受けると、信用を失いかねない。
何日徹夜して頑張っても、客は支払った代金に対して、
相応しい価値を受け取れるかどうかに関心がある。
「寝てないんです!」系の言い訳を聞くと虫唾が走りますね。
キャパ以上の仕事を受けるのも自分、コントロールに失敗するのも自分。
意思決定ができない現場は気の毒です。経営者の責任は重い。

というか、僕は現場の経験があるので、現場の気持ちも分かります。
「上司死ね」と思いますもの。
明らかにキャパを越えた注文を受け付けて、あとは現場に押し付ける。
現実を無視した行動に現場が悲鳴を上げても、見ないふり聞かないふり。
僕が知っているその会社がどうなったかって?潰れましたよ。
部下が愛想を尽かして離れてからは、早かったようです。

(‘o’)

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