従業員の許容範囲


退職届

カンタンに首にはできない、一方、し離れるのを止めることはできない。by beve4

事業が大変な時に起きることは、アレコレありますが、
中でも「従業員が去る」事実については、
あらかじめ覚えておきたいものです。
人が居ないと再建もクソも無いのですが、
事業が弱った時は見限るタイミングでもある。
ウチの取引先で、そんな事例がありました。
これはですね、従業員の不心得云々の話じゃありません。
そもそも、抱えているリスクが違う。

社長にとっての事業と、従業員にとっての事業は違います。
特に中小や自営業の社長は、事業の立ち上げや発展に、
人生のシビアなトコロを掛けてやっています。逃げ場なんて無い。

対して従業員は、究極的には一つの職を失うだけで済む。
職安に通って失業保険を貰うもよし。
コンビニで求人誌を拾うもよし。
履歴書が汚れるので普段は自重していますが、
腹さえ括れば、今の環境からいつでも抜け出せる自由があります。
許容範囲を越えれば、いつでも切れるカードなんです。

ある従業員に事業の運転を任せていて、
その従業員が飛んだらどうなるか。
事業が機能不全になれば、直ちに出血が始まる。
恐ろしいことに、家賃と人件費は任意で止めることができない。
いよいよの時、採算度外視で動ける人員は、
社長本人と経営に責任を持つ役員だけ。

非常事態は、彼らが無理をする理由にならない。
彼らは、普段通りの仕事でお金が手に入ることを望んでいる。
自分のレベルを引き上げずにお金を手に入れる方法を、
彼らは知っている。

従業員を信じるのは自由です。
というか、信頼関係がなければ仕事になりません。
絆を深めるための行動は無駄にならない。
但し。
従業員には許容範囲があることを忘れてはいけない。
営々とした取り組みで、その範囲を広げたり、
許容範囲内で、よりよい仕事をできるようにはなります。
許容範囲が広がり過ぎた人の中には、
心身を壊しても会社から離れない人がいる。
しかし、許容範囲を越えれば従業員は権利を行使する。

従業員には許容範囲がある。
許容範囲は広がったり、狭くなったりする。
許容範囲内で良い仕事ができるよう、教育できる。
許容範囲を越えれば、従業員は去る。
許容範囲を越えれば、従業員にとって会社は敵である。

従業員の思考力を奪って従事させるような、
ブラック企業の手口もあります。
それをやらないのであれば、
彼らの許容範囲について、ある程度認識しておきましょう。
社長にはそんな制限が無いので、
どこまでも彼らがついて来ると勘違いしているかもしれない。

(‘-’)

こんな辛辣な記事を書いているのは、
僕が元従業員で、辞める権利を行使してきたからです。
事実なんですよ。
この辺の心理、生粋の社長業に理解できるだろうか?
二代目の社長さんは、注意した方がいいかもしれません。

(‘o’)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ADD YOUR COMMENT

WP-SpamFree by Pole Position Marketing