市場の縮小と品質管理


アタリショック

市場が急拡大して、粗製濫造が横行。市場はクソゲーだらけだ!!マトモなゲームかどうかは、買って見ないと分からない。次第にユーザーは購入に恐怖を覚え始め、別の「裏切らない楽しみ」に一斉に移行した。アタリショックの崩壊モデルは、あらゆる産業にとって他所事ではない。by See El Photo

最近、コンビニや本屋で90年代後半~2000年前半の
楽曲をよく聴くようになりました。(あくまで主観ですが)
音楽業界の縮小はニュースで聞きますから、
その辺の事情と関係があるのかなぁ、と感じています。

若者の○○離れと表現される、市場の縮小については、
メディアが時々取り上げていますけど、
ニーズの変化とか世代交代以外にも縮小の理由はあって、
実のところ「信用」を失うのが一番大きな原因ではないか。
と僕は考えています。
信用の伴わないビジネスは存続しない。

膨れた市場には粗製濫造が発生して、
市場は信用を失い、縮小する。
特にエンタメの世界はこのサイクルが早いようです。

僕の趣味である、テレビゲーム業界の例で恐縮ですが、
アメリカで生まれたテレビゲーム市場は、
1982年を境に一度市場が崩壊しています。
これは「アタリショック」と呼ばれた現象で、
急成長した市場に、新規企業が相次いで参入して、
その結果、低品質な商品が市場を埋め尽くしたんですね。

いわゆる「クソゲー」だらのゲーム市場にユーザーが失望して、
テレビゲームそのものを辞めてしまった。という話。
一時期30億ドルの市場が数年で1億ドル未満になったという、
ビジネス史に残る市場崩壊劇です。

任天堂はこれを教訓として、ファミコン発売後は
かなり強い品質管理体制を敷きました。
もっともこれは、事業者との確執も生んだわけですが……。
そして時が過ぎて、現在。
2012年の販売実績で100万本以上のヒットを出したのは、
国内メーカーで任天堂のみです。
ポケモン、マリオ、どうぶつの森。
今まで面白かった、だからきっと今回も面白い。
ブランド=信用というわけです。

客は、嫌気がさしたら、見限る。
分野そのものから、関心を失う。
レベルの低い競争をしながら、
顧客を取り合ってる場合じゃないんですよ。
・娯楽・テレビ・音楽・外食・百貨店・パチンコ 等々
市場まるごと、我々の仕事そのものが、
お客様から否定される可能性がある。

(‘-’)

お店単位でも同じことですね。
飯屋に来た客が不味い料理に当たったとして、
次も辛抱強く来店して、「旨いメニュー」を探すだろうか?
…別の店を探しますよね。
たった一品でお店が否定されるなんて厳しい話ですが、
僕たちが居るのはそういう世界です。

(‘o’)

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